データベース技術調査ブログ

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【ORACLE MASTER】12cのSilver合格までの流れ

先日ORACLE MASTER Silver Database 12c(以下Silver)に合格しました。今回は合格まで流れを残しておこうかと思います。(ちなみに正答率は75%でした。微妙...(-_-;)



【2021/05/09 追記】
2020年に新しい資格体系の試験が始まっています。(この記事は一つ前の体系のものです)
試験範囲などはコーソルさんのブログが参考になりますので、ご参照ください。

cosol.jp


ORACLE MASTERとは

基本的にORACLE MASTERと呼ばれる資格はDatabaseとJavaの2種類らしいです。
Javaの試験のほうはよく知らないので、詳細は割愛して、Databaseの方を簡単に紹介しておきます。


基本的にはDBA向けの資格であり、アプリやっている人はBronzeという一番初めのランクのものを取得するのは有用だと思いますが、それ以上のものは必要ないでしょう。


ORACLE MASTERは4段階に分かれていて、ランクを記すと以下の通りです。
Bronze < Silver < Gold < Platinum

ちなみに聞く話だと難易度的には次の通りですね
Bronze < Silver << Gold <<< Platinum


Goldまではテストセンターで選択式の問題をカチカチ選択していくだけの楽なものですが、
Platinumは実技試験(2日)になるので、実務でがっつりOracle Databaseに触れていないと話にならないらしいです。(なんかいきなりハードル上がる感あるのですが、いつか取りたい)


詳しくは以下の記事を見てみてください(ちょっと古いけど)
https://furien.jp/columns/126/furien.jp





Silver試験の受験にあたってのスローガン

Silverの試験対策をどうやって進めていこうかについては結構迷いました。


公式のチェックリストが出題範囲となります。
https://education.oracle.com/ja/oracle-database-12c-administration/pexam_1Z0-062


試験範囲としてはBronzeとほぼ同じで、深度が違うようなイメージです。
ただ、Silver試験は以前に改訂が入って難易度が低くなった(改訂前が高すぎた?)ようなので、あまりがっつり対策せずにサクッと合格してGold対策に力をいれようという思いがありました。


そんなわけでスローガンは次の通りにしました。

「最小限の努力で合格する」

※ただ、受かってから理解が浅かったところは実機で試しながら理解をお深めていこう準備してます。
(そのあたりをブログでまとめていきたい)


というわけで、本当はやりたかった実機での演習を後回しにしてなんとか合格にこぎつけた方法をまとめていきます。





使用した教材

テキスト

ちょっとひねくれものなので、「黒本より白本だろ」ってこだわりもあり、11gの白本を使用しました。
kindle版を購入して「持ち運び便利!」と便利を享受していたけど、ただスキャンしただけで電子書籍用に調整されていないのが残念だったところです。



これを1周して基本を押さえつつ、重要なのは12cの差分をどのように吸収するかでした。
主に次の2つの追加教材を使用しました。
無料なのがポイント高いです!
貧乏性なんです(/ω\)


追加インプット

@ITの記事

www.atmarkit.co.jp

↑例題のレベル高めだけど、似た問題が出てくるので、マジでこんなの無料でいいんですか?って感じです。



これからの時代は文字以外の媒体で学習していく機会が増えていくのでしょうか?こんな素晴らしい動画が研修とか開いてくれているオラクルユニバーシティから配信されています。


ラクルユニバーシティによる解説動画(前編)

www.youtube.com



ラクルユニバーシティによる解説動画(後編)

www.youtube.com



↑このコンテンツ、優良なのに有料じゃないんです!(うまいこと言った)
ちなみに私は集中力が続かなかったので1.5倍速で見ました。

まぁ、これからSilver受けようとしている方はこの3つのコンテンツを利用しない手はないです。
なんたってタダですから←


時間があれば、両方で共通で出題されている問題を抽出してその内容だけはOracleのマニュアルまで読み込んでおくといいと思います。(かなり出題量率が高いので得点源にすると強いです)





対策期間と学習の流れ

2月の末にBronzeに受かってからすぐにSilverの対策し始めたので、実質2か月くらいの準備期間があったことになります。


この間に実務でバックアップ回りの知識がついたのは大きかったですね。RMAN周りの勉強は実務と並行させて終わらせました。


学習の流れは以下の通りでした。


【最初の週】
 基本の傾向と対策を練るために解説動画を見ました。

【1週間前まで】
 白本と@ITの記事でインプット

【最後の1週間】
 白本の模試やキャンペーンの模試や@ITや解説動画の例題との格闘





最後に

Silverの対策動画を見ていて個人的に衝撃だったのは、改訂が入ってから「重箱の隅をつつくような問題は削除されました」ということを公式が言っていたこと。そんなぶっちゃけた言い方あるって吹き出しちゃいました(^▽^;)


ちなみに詳しくは以下に書かれています。
1Z0-062-JPN 試験の改訂内容 | Oracle University


次はGold目指して勉強しつつ、ゴールデンウイークにSilverの復習をしてシルバー色ののGWにしよう!